50代 人事コンサル業
飲食店への採用コンサル営業で最も苦労したのは、「採用の必要性は理解しているが、日々の運営に追われて改善に手が回らない」という現場特有の事情でした。店長やオーナーは慢性的な人手不足に悩んでいる一方で、求人票の改善や面接フローの見直しに時間を割けず、結果として採用が進まない悪循環が生まれていました。
そこで私は、まず店舗の現状を可視化するために、採用プロセスの棚卸しと課題の数値化を行いました。欠員による売上機会損失、既存スタッフの負担増による離職リスク、応募者の離脱ポイントなどを整理し、「採用を後回しにすることで発生している損失」を明確に提示しました。また、求人原稿の改善だけでなく、面接の即日対応やシフトの柔軟性といった“採用しやすい環境づくり”まで踏み込んで提案しました。
さらに、オーナーが忙しくても実行できるよう、週次のミニ改善プランを作成し、負担を最小限にしながら改善を継続できる仕組みを導入しました。その結果、応募数が増えただけでなく、採用後の定着率も向上し、「採用活動が経営改善につながる」という実感を持っていただけるようになりました。
この経験から、飲食店の採用コンサル営業は、単なる求人支援ではなく、現場の負担を理解し、実行可能な改善策を伴走する姿勢が最も重要だと強く感じています。

