個人IT事業主の現場責任と成長プレッシャー

50代 IT業

個人事業主として働く大変さは、自由の裏側にある重圧を日々実感する点にある。特にIT業界では、技術の進歩が速く、昨日まで通用していた知識やスキルが、今日には陳腐化していることも珍しくない。常に自己研鑽を続けなければ案件は取れず、学習時間はそのまま無償労働として自分に返ってくる。案件獲得のための営業、要件定義や設計、構築、運用、トラブル対応までを一人で担いながら、契約条件や単価交渉、請求処理、税金や社会保険の手続きもすべて自己責任だ。現場では高い品質と即応性を求められ、障害が起きれば深夜や休日でも対応が当然のように期待される。一方で、評価は成果物のみで、努力や過程は見えにくい。体調を崩しても代わりはいないという不安を抱えながら、それでも技術者としての矜持と、自分の力で生きるという覚悟だけを頼りに、今日も現場に立ち続けている。